園だよりから【11月】成長を信じて待つこと

大根畑

練馬大根がすくすく生長しています！

綱引きができるようになったよ！

「やったー！勝ったー！」

　　　　　　　　　　　　　成長を信じて待つこと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　園長　　山岸　一良

先日、知り合いの人から心に響く言葉をもらいました。

「人には人のペースがある。頑張る時と頑張れない時があって当たり前。時には立ち止まり、時に休憩してもいいんだよ」。

“私はこんなに頑張っているのに、(後輩の子も)もう少し頑張れないのかな”と思ってしまう自分がいました。

自分を基準に、他人の頑張りを測ってしまっていました。

そんな自分が嫌で…。

「その子なりに頑張っているんだよ。」

と言われてもしっくりせず、“頑張るって何なんだろう”と答えが出ない時期がありました。

知り合いの人に聞いてみると、こう教えてくれました。

「その人のことをよく見てあげること。能力や努力を長い期間見てあげること」、という返事でした。

「信じて待つ」それがゴールの言葉でした。

子供に対して、

「もう５歳なのに」

「あなたの方が月齢が高いのに」

などとつい思ってしまうことは無いでしょうか？

ついつい周りの子と比べてしまいがち。

それはその子自身の発達や成長過程に目を向けているとは言えないのではないか、と感じたのです。

出来ないという事実に目を向けるだけではなく、

「ここまでやろうとした。できるようになった。」

といった小さな一歩を見逃さず、その子の成長を信じて見守っていきたいと思った言葉でした。

人と比べないコツ、それは、「成長を信じて待つこと」。