園だよりから【5月】自然とのふれあいを大切に

           自然とのふれあいを大切に

                                                                                       園長  山岸 一良

薫風が園庭に吹いています。スプリンクラーが回る中、園児が水しぶきに飛び込んで、

きゃあきゃあとび跳ねていました。園庭の芝生も緑色が濃くなってきています。

もうすぐアスレチック広場で遊べそうです。暖かい風が吹き、冷たい水しぶきを浴び、

友達との追いかけっこにエネルギ-を発散する子供たち、このような環境の中で元気に遊び、

心も体も健康に育つ子供たち。これから1年、この石神井南幼稚園の中で大きくなっていく

子供たちは、幸せいっぱいではないでしょうか。

自然は、子どもの健全な成長や発達に欠かすことのできないものです。人間は自然の一員として

自然と共存してきた長い歴史があります。自然環境の中で心身が落ち着くことはごく自然なのです。

だから、子どもたちは、自然環境が豊かな空間に入ると、自ら体を動かして遊びだします。

そして、緑を見て、森の香りを感じて心を安定させます。これが、健康な心身を育む子ども本来の姿です。

今、自然の中での遊びが本当に少なくなった子供たちのために、私たち大人は、思いきり自然環境に

ふれて遊ぶ機会と場所を与えてあげるべきではないでしょうか。