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園だよりから【10月】「き・そ・う」から「き・そ・い・あ・い」へ
「き・そ・う」から「き・そ・い・あ・い」へ
園長 橋本光生
標題の「き・そ・う」は、
昨年10月の園だよりで「きりりと・そだつ・うつくしさ」と掲げ、
運動会を念頭に置いて「力と技を競う」の意味を込めていました。
今年の運動会では、
練習を重ねるごとに仲間と一緒に伸びた姿をぜひ見ていただきたいと、
「きりりと・そだち・いきいきと・あざやかで・いふうどうどう」の
「き・そ・い・あ・い」を標榜することにしました。
もちろん「競い合い」の意味も込めて、です。
ところで、
この「競い合い」は、勝敗や優劣を競い、
一位のみが勝者の「競争」とは異なります。
競う相手がいるところは同じでも、
「競い合い」はその相手と共に育ち合うことです。
ちなみに運動会に際しては、
本番の何倍もの時間をかけて練習をしますが、
それは、
たくさん練習をして100%の力を出せるようにするだけでなく、
練習には、その都度仲間と競い合う機会があるからです。
しかも、
練習するにつれて子供の表情と姿勢が、
確実に変わっていくからです。
その様子は、
まるで仲間の刺激を受けて奮起するかのようで、
子供同士が認め合い、
高め合う姿であると言えるでしょう。
今日も担任は、
「き・そ・い・あ・い」の中で、
どの子も前より少しでも上手になったという思いにさせながら、
当日の結果よりそこに至るまでの練習が大事と、
ますます指導に熱を帯びています。
そんな指導でクラスの一体感までも増した子供たちの、
きりりと育ち、
生き生きした活躍ぶりを、
鮮やかで威風堂々の勇姿の中に見つけてください。